特集 骨軟部画像診断―珠玉の症例集 Part 2
6. その他 7. Weber-Christian病といわれていたが…
横田 元
1
1千葉大学大学院医学研究院画像診断・放射線腫瘍学
キーワード:
Munchausen症候群
Keyword:
Munchausen症候群
pp.698-699
発行日 2023年5月25日
Published Date 2023/5/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000004636
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50歳台,女性.30年前から有痛性皮下結節が出現.四肢,体幹部の皮下結節に対して,摘出術(20数回),開腹歴(3回)がある.摘出すると痛みは楽になるとのこと.血漿交換,免疫抑制薬,ステロイドによる加療歴もあり,ステロイドによる大腿骨頭壊死で両側股関節置換術がなされている.以前から腹痛発作はあったが,最近は救急車を呼ぶほどの痛みになるとのこと.Weber-Christian病(原因不明の再発性脂肪織炎)としてフォローされており,加療継続目的に当院受診.
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