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驅梅療法成績判定法補遺—治癒頻度曲線について
並木 重吉
1
1金澤醫科大學皮膚泌尿器科
pp.505-507
発行日 1950年12月1日
Published Date 1950/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200432
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余は本論文に於て,之から述べようとする方法に依つて各症期黴毒に屬する患者の注射せられた驅黴劑量によつて治につく頻度を示す模様を觀察した。即ち教室の硲博士がx値に注射されたネオ・サ劑量を取り,y値に治癒係數を取つた直支軸に於ては(x,y)を點綴して得た曲線は,一種の積算曲線をなしY=Y0(1—e-βx2)で表わされることを示した。予は更に此の積算曲線から二三の事實を演繹した。殊に頻度治療,及び治癒曲線に就いて述べようと思う。
(I)ネオ・サ劑に依つて治療された各症期黴毒の頻度治癒曲線,
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