--------------------
マファルゾール(武田)による驅梅療法成績
橫山 硈
1
,
伊崎 正勝
1
,
籏野 倫
1
1慶應義塾大學醫學部皮膚科泌尿器科教室
pp.134-140
発行日 1948年10月1日
Published Date 1948/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200102
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
緒論
マフアルゾールは邦製のマフアルセンであつてMeta amino parahydroxyphenylarseniousoxide hydrochloride, hemialcoholateで米國に於てはMapharside, Arsenoxide,或はOxoph-enarsine hydrochloride等とも呼ばれて居るものである。
我教室では昭和22年11月以降"マフアルゾール"を主として顯症梅毒(少數例の潜伏梅毒を含む)に使用して居るが、その症例は未だ40例に足らず、然かもその觀察期間も短かく從つて完全治癒、再發等、遠隔成績の問題に就ては猶今後の研究に俟たざるを得ないが早期梅毒、肉眼的可視所見の變化並に副作用等に關して觀察する機會を得たので、茲にその成績の大體を報告する。
Copyright © 1948, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.