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泌尿器科領域に於ける興味ある梅毒症例について(その2)
今北 力
1
,
細田 壽郎
1
,
佐野 榮春
1
,
村田 良介
1
1大阪大學醫學部皮膚科泌尿器教室
pp.502-504
発行日 1950年12月1日
Published Date 1950/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200431
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第II篇 第2期梅毒性腎炎について
腎臓の梅毒罹患は他の内臓に比し遙かに稀ではあるが,古くより剖檢又は手術により屡々發見され,相當數の報告例をみている。しかしそれ等は殆ど凡てがゴム腫であり,第2期に屬する早發性梅毒性急性腎炎の記載は少い。今回皮膚及び膀胱に第2期梅毒疹を有ずる第2期梅毒性腎炎の1例を經驗したので報告すると共に,本症の内外症例を蒐め,文献的考察を加えたい。
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