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抗ヒスタミン劑"レスタミン"の皮膚疾患に對する効果竝びに同劑使用に依る血中ヒスタミンの消長に就て
加納 魁一郎
1
,
小林 敏夫
1
,
橋本 義郎
1
,
阪野 正之
1
1名古屋大學醫學部皮膚科教室
pp.188-192
発行日 1950年5月1日
Published Date 1950/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200344
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I.緒言
近時歐米各國に於て抗ヒスタミン劑が各種合成せられて以來,所謂過敏性疾患に應用されつつあるが我々も米國のBenadrylに相當する興和化學製レスタミンを諸種掻痒性疾患に使用し,其の効果に就て觀察し,且つ又同劑投與前後に於ける血中ヒスタミン(以後Hと記載す)の消長に就て研索したので此處に報告する.
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