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抗ヒスタミン劑の皮膚疾患に對する應用
安藤 俊生
1
,
花田 豊
1
,
矢永 正憲
1
1久留米醫科大學皮膚科泌尿器科教室
pp.214-216
発行日 1949年5月1日
Published Date 1949/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200190
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皮膚疾患に於て掻痒感を除去するという事は患者は勿論治療に携わる醫師の最も欲する所である.抗ヒスタミン劑の研究は佛國及米國に於て旺んに行われているが,我が邦に於ては未だ本格的の報告を見ない.
我が教室に於ても藥理學教室栗秋教授及三井化學工業三池染料工業所研究部の共同研究により完成せる抗ヒスタミン劑(アロジール)を早速皮膚疾患に使用し効力を認めたので,未だ少數例ではあるが報告したいと思う.
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