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纎維腫様皮下梅毒腫について
山崎 順
1
1前橋醫科大學
pp.131-134
発行日 1948年10月1日
Published Date 1948/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200101
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梅毒症状の比較的稀有なものの一に纎維腫様皮下梅毒腫(Fibroid subcutaneous syphiloma)と呼ばれるものがある。余は昭和18年に東大皮膚科外來で本症の1例を經驗し、第251回東京地方會に於てこれを報告したが、其後又前橋に於て本症と診断し得る1例(第281回東京地方會報告)に遭遇した故茲に併せて記載し、梅毒性の關節部結節(Nodosités juxta-articulaires)との異同及び梅毒性の皮下類肉腫(Sarcoide hypodermi ue)との鑑別につき聊か考察し、且つこれらの3病型の占める分類上の位置に觸れて見たい。
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