特集 抗血栓療法—日常臨床での疑問に応える
Ⅱ.虚血性心疾患・下肢動脈疾患に対する抗血栓療法
P2Y12阻害による抗血小板薬(クロピドグレル・プラスグレル・チカグレロル)は特徴によりどう使い分けるか?
亀田 良
1
,
下浜 孝郎
1
,
阿古 潤哉
1
1北里大学医学部循環器内科学
pp.632-640
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200420
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Point
・ACS患者における新規抗血小板薬の使用は,多くのエビデンスが構築され,日本のガイドラインにおいても,負荷投与での使用が推奨された.
・一方,新規抗血小板薬は強い抗血小板作用を有しており,出血のリスクも懸念されていることから,患者背景を踏まえ,個々に薬剤の選択,使用期間を判断する必要がある.
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