特集 冠動脈疾患のリスク管理のフロントライン
Ⅱ.冠動脈疾患リスクファクターをどう管理する?
慢性腎臓病(CKD)はどう治療する?
瀬田 公一
1
,
笠原 正登
2
1国立病院機構京都医療センター腎臓内科
2奈良県立医科大学附属病院臨床研究センター
pp.636-643
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200310
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Point
・慢性腎臓病(chronic kidney disease;CKD)に特有の冠動脈疾患リスクとして,CKD-mineral and bone disorder(CKD-MBD)と腎性貧血が挙げられる.
・CKDが進行すると代謝性アシドーシスを来す.代謝性アシドーシスの補正は,腎機能悪化を遅らせる.
・CKDだからという理由で冠動脈造影検査やカテーテル治療をためらうべきではない.
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