特集 呼吸器診療の悩ましい「分かれ道」—プロは何を選ぶか？
Ⅱ．疾患
肺MAC症の分かれ道
伊藤 明広
1
1公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院呼吸器内科
キーワード：
非結核性抗酸菌症
,
Mycobacterium avium complex
,
標準治療
,
マクロライド系抗菌薬
,
手術療法
Keyword:
非結核性抗酸菌症
,
Mycobacterium avium complex
,
標準治療
,
マクロライド系抗菌薬
,
手術療法
pp.393-404
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.243232680730030393
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ここが分かれ道
●肺MAC症と診断した場合，watchful waitingも許容されるが，その場合治療開始のタイミングを逃さないよう厳重なフォローアップが必要である．
●肺MAC症の治療レジメンは，2020年に発表された国際ガイドライン，2023年日本から発表された治療の見解を参考にして決定する．
●肺MAC症治療を行う際は，患者と治療の有効性，副作用，治療期間などしっかりと話し合ったうえで治療を開始する．
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