特集 結核・非結核性抗酸菌症—エキスパートが教える 実臨床に役立つ最新知見
Ⅰ.結核・非結核性抗酸菌症の臨床
肺MAC症—治療開始の目安と終了の目安
中川 拓
1
,
小川 賢二
1
1国立病院機構東名古屋病院呼吸器内科
pp.608-615
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200191
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Point
・肺MAC症治療の目的は自覚症状の改善と,重症化予防による長期予後の改善である.
・治療開始時期は患者個人の立場から考えられる利益とリスクを比較して決めるべきである.
・治療期間は少なくとも菌陰性化後1年以上必要で,再感染対策が今後の重要な課題である.
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