特集 非侵襲的呼吸管理の実践講座—酸素療法からハイフロー,NIVまで症例で学ぶ
Ⅲ.急性Ⅱ型呼吸不全
拘束性換気障害増悪—在宅使用中のNIV機をそのまま使えるのか?
平田 奈穂美
1
1国家公務員共済連合会熊本中央病院呼吸器内科
pp.72-75
発行日 2019年2月1日
Published Date 2019/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200218
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Point
・在宅使用中のNIV機は,患者の状況によっては拘束性換気障害(RTD)の急性増悪期に使用可能であり,急性期向けのNIV機器に勝る点もある.
・高度な低酸素血症や,全身状態不良の症例では集中治療室,急性期向きの機器の使用が望ましい.
・病態と機器の特徴をしっかりと把握したうえで,NIV成功に向けた戦略を考えることが重要である.
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