特集 結核・非結核性抗酸菌症—エキスパートが教える 実臨床に役立つ最新知見
Ⅰ.結核・非結核性抗酸菌症の臨床
肺M. abscessus症の治療方針
森本 耕三
1
1公益財団法人結核予防会複十字病院呼吸器センター
pp.616-622
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200192
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Point
・M. abscessus complexはM. abscessus subsp. abscessus,M. abscessus subsp. massiliense,およびM. abscessus subsp. bolletiiの3亜種に分けられる.
・主にM. abscessus subsp. abscessusおよびM. abscessus subsp. bolletiiはerm(41)遺伝子の活性化によりマクロライドの誘導耐性が起こり難治化の原因となる.
・M. massilienseおよびC28 sequevarのM. abscessus subsp. abscessusはマクロライド感受性となる.
・専門医と連携し,症例ごとに慎重に治療方針の決定を行う必要がある.
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