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特集 第5回神経化学懇話会
シンポジウム・1
内因性精神病と精神薄弱の代謝異常
6.実験的フェニールケトン尿症の神経化学的研究
Neurochemical Studies on Experimental Phenylketonuric Rats
塚田 裕三
1
,
平野 修助
1
,
松谷 天星丸
1
Yasuzo Tsukada
1
1東邦大学医学部第2生理学教室
1Dept. of Physiology, Toho Univ., School of Medicine Tokyo
pp.721-725
発行日 1963年8月25日
Published Date 1963/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904053
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授乳期からL-Ph-al,L-Tyrを負荷して実験的にフェニールケトン尿症を惹起させ,この場合の脳内物質変化を検討した。本実験ではPPA排泄の時期がわずか2週間であり,肝Phenylalanine Hydroxylase活性の低下も半減する程度であつたためなお脳内物質変を来すには至らなかつたとも考えられるが,更に長期にわたる実験的フェニールケトン尿症について多面的に検討中である。
一方Ph-al,Tyrの投与により尿中Homog,Ph-al,Tyrの排泄が週期的な変動を示す点についても生体内酵素系のfeed backの機構から検討を進めている。
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