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いろいろの培養系で神経筋接合の形成されることが最近明らかにされてきた("方法論の総論"を参照)。神経筋synapseがin vitroでつくられたと判断するためには,いろいろの形態学的ならびに生理学的性質を総合して行なう。各種培養系において得られるsynapseの性質は,必ずしもすべて同じではないが,一般にそれらはin vivoの神経筋synapseの本質的特徴を備えている。このような実験系を用いることにより,神経筋synapseの発生学は,分析的に調べられ,この分野は近時急速の進歩がみられている。
培養で形成される神経筋synapseについては,その形態学と生理学とはかなりよく関連づけて研究されており,両者を分けて記述することは必ずしも,その理解を容易にはしない。また,ある培養系では形態がくわしいが,他の系では生理がくわしく研究されているということがあり,また形態学的研究も各系の特徴を利用してemphasisが違ったところに置かれ,synapse発生学が研究されている。
Anatomical evidence for the development of neuromuscular junctions in vitro has been sum-marized. The cell culture systems are ideally suited to the detailed tracing of single nerves and their muscle contacts whether this be by light or scanning electron microscopy. On the other hand, the organ culture systems seem better suited for examining the detailed features of individual synaptic structure including postsynaptic infoldings and the histochemical localization of acetylcholinesterase.
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