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特集 錐体外路系・I
錐体外路系に関する薬理学的研究
Pharmacological Studies on Extrapyramidal System
原 三郞
1
Saburo Hara
1
1東京医科大学
1Pharmacology, Tokyo Medical College
pp.891-913
発行日 1959年9月5日
Published Date 1959/9/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431901713
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1.緒言
錐体外路系は錐体路系と共に全身の骨骼筋に支配を及ぼして,錐体路系は随意運動を,錐体外路系は不随意運動及び骨骼筋緊張を司宰し筋群の協調を支配し,両者相俟つて骨骼筋運動を円滑に営為させるものと考えられる。錐体外路系に就ての諸学者の見解は必ずしも一致した結果は得られていない。
近来,錐体路系,錐体外路系に関する研究は基礎及び臨床の各方面に於て活発に行われるようになつた。錐体外路系に関しての記述は基礎医学の教本・成書等に於ては非常に勘いが,内科,精神科領域に於てこの系統の疾患の記述が相当にある事は周知の事である。
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