Japanese
English
特集 錐体外路系・I
錐体外路系の概念と歴史
小川 鼎三
1
Teizo Ogawa
1
1Anatomy, Tokyo University, Faculty of Medicine
pp.755-760
発行日 1959年9月5日
Published Date 1959/9/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431901707
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1.Alfons Jakobの定義
錐体外路系extrapyramidales motorisches Systemという言葉はいつ誰れによつて始められたのであろうか。有名なWilsonの論文Progressive lenticular degeneration(1913)にすでにanextrapyramidal motor diseaseもextrapyramidalmotor systemもでてくる。この辺が最も古いのであるまいかと老えていたら,近ごろ萬年君がv. BechterewのFunktionen der Nervencentraの第2巻(1909)にextrapyramidale motorischeBahnenの語があることをみつけてくれた。しかしその頃はまだ今日ほど一般化した言葉でなかつたことは家蔵のGuttmann医語辞典の第3版(1909)をみても,また教室所蔵の同書の第6,7版(1913)をみてもextrapyramidalの項が全然ないことで推測できる。

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