Feature Topic がん免疫療法時代の航海図
これから先の航海指針—免疫療法の2年後を先取りする
—論考—複合的がん免疫療法—がん免疫療法と外科手術
永田 康浩
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1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科地域包括ケア教育センター革新的がん治療・予防研究ユニット
pp.478-481
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200117
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免疫療法でがんの治療体系は変わるのか?
がん免疫療法ががんに対する治療法のひとつとしてフロントラインに並ぼうとしている。これに伴いがんの治療体系はどのように変わるのだろうか。これまで固形がんに対する治療の主役であった外科治療であるが、その役割にも変化が求められるのだろうか。そして当然のごとく、外科治療と免疫治療による複合的がん治療にも期待が高まるであろう。本稿では、がんに対する外科治療の役割とこれまでの外科治療を含む複合的がん治療ついて整理し、そこから見えるがん免疫療法と外科療法を組み合わせた複合的がん免疫療法の可能性について述べる。
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