連載 スキルとしての支持療法[1]【新連載】
「腎機能障害時の化学療法」篇
山口 茂夫
1
,
三浦 佳代
1
,
影山 俊一郎
1
,
加藤 俊介
1
1順天堂大学大学院医学研究科臨床腫瘍学・順天堂大学医学部腫瘍内科学研究室
pp.132-136
発行日 2015年10月15日
Published Date 2015/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200023
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本連載のはじめに
根治治療が困難な患者さんに対する治療アプローチには、患者さんと医療従事者の間で共通の治療目標をシェアし、さらに治療の開始から終末期に至るまでの治療計画を俯瞰したうえで、多種多様な薬物療法を駆使して患者ニーズに合った治療を提供することが求められます。
もちろん実臨床では、様々な合併症や複雑な社会的背景、あるいは薬物療法による有害事象のため、治療コンプライアンスを確保するのが困難な例も決して少なくありません。
そこで、連載の第1回では、薬物療法におけるcommonな有害事象ともいえる「腎機能障害」を取り上げます。
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