治療のポイント
腎障害時の化学療法
中村 昇
1
1慈恵医大上田内科
pp.1429-1431
発行日 1968年12月10日
Published Date 1968/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202472
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腎障害患者に薬剤を投与すると,排泄が制限されるために体内に蓄積が起こり,その結果種々の副作用が起こったり,または増強する危険がある.抗生剤の腎排泄様式は,その種類によって異なっているが,腎から排泄されるものが多く,抗生剤の腎排泄いかんは血中濃度,病巣内濃度に影響するので,腎障害時の抗生剤の使用方法にはいくつかのくふうがいる.
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