特集 その倦怠感、単なる「疲れ」じゃないですよ!—筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群とミミック
【Ⅰ章】
ME/CFSを極める!—“病像”をつかむ
コラム❶ME/CFSの最新病態生理—脳分子機能イメージング研究
水野 敬
1,2
,
倉恒 弘彦
1,3
,
渡辺 恭良
1,2
1理化学研究所 生命機能科学研究センター 健康・病態科学研究チーム
2大阪市立大学 健康科学イノベーションセンター
3大阪市立大学 医学部附属病院 疲労クリニカルセンター
キーワード:
神経・免疫・内分泌連関
,
脳分子イメージング
,
脳機能イメージング
,
神経炎症
,
ミクログリア活性化抑制薬
,
特異的バイオマーカー
Keyword:
神経・免疫・内分泌連関
,
脳分子イメージング
,
脳機能イメージング
,
神経炎症
,
ミクログリア活性化抑制薬
,
特異的バイオマーカー
pp.805-808
発行日 2020年7月15日
Published Date 2020/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202685
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複合的な環境ストレスが免疫系・内分泌代謝系・脳機能連関の変調をきたし、その結果、異常な疲労感・脱力感、慢性感染症にみられるような諸症状や精神症状を生じたものが「ME/CFS(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群)」であることが、脳分子イメージングや脳機能イメージングの方法論を用いた研究アプローチから明らかになってきている(p.803)。
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