Editorial
「工学知」と「人文知」を橋渡しする共通言語が欲しい
小田倉 弘典
1
1土橋内科医院
pp.241
発行日 2019年3月15日
Published Date 2019/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201924
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最新のテクノロジーを用いれば、3Dマッピングによりモニター上にバーチャルなヒトの心房を描き、異常な電気的興奮の最早期部位を正確にとらえることができる。圧センサー付きのカテーテルと高周波電流を用いれば、その部位を安全に焼灼することは、もはや困難なことではない。
カテーテルアブレーションの現場に一歩足を踏み入れたなら、たとえ循環器専門医といえども、それに慣れ親しんでいなければ、そこで描かれるコンピューターグラフィックさながらの画像の斬新さに驚嘆し、交わされる言葉は宇宙語のように感じられるだろう。
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