特集 教えて検索!—膨大な医学情報を吟味・整理するスキル
【我探す故に我あり! すばやく的確に“fact”を検索する方法】
オススメ「医学アプリ」の上手な使い方
野木 真将
1
1Queen's Medical Center ホスピタリスト部門
キーワード:
point-of-care
,
clinical decision rules
,
hospitalist
,
family practice
,
proactive scanning
,
reactive search
Keyword:
point-of-care
,
clinical decision rules
,
hospitalist
,
family practice
,
proactive scanning
,
reactive search
pp.44-49
発行日 2019年1月15日
Published Date 2019/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201855
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「健康/医学」というカテゴリー内には、一般向けのものも含めて膨大な数の医学アプリがあり、ウンザリするかもしれません。さらに、65〜86%の「医療系アプリ」では、その開発過程に医療専門家の監修が入っていないという報告1)もあります。
しかし、だからと言って、アプリの存在は軽視できません。Apple社の「ResearchKit」や「CareKit」のように、患者がアプリを利用して積極的に健康増進や医療の発展に関わる時代になっています。2011年の調査2)では、85%もの医学生がアプリやウェブサービスを巧みに駆使して、情報収集や患者とのコミュニケーションを円滑に試みようと診療していました。多くの医学生はもっと積極的にモバイル端末やWeb2.0(p.63)の技術を使った指導を望んでいる3)ようなので、指導医もうかうかしていられません。
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