Japanese
English
特集 肝細胞癌と鑑別を要する多血性腫瘤
各論
画像診断で肝細胞癌と鑑別を要する多血性腫瘤
造影USの立場から
Differential diagnosis of hypervascular hepatic nodules by sonazoid-enhanced ultrasonography
杉本 勝俊
1
,
森安 史典
1
Katsutoshi SUGIMOTO
1
,
Fuminori MORIYASU
1
1東京医科大学 消化器内科
1Department of Gastroenterology and Hepatology,Tokyo Medical University
キーワード:
造影超音波
,
ソナゾイド®
,
肝細胞癌
,
肝腫瘍
Keyword:
造影超音波
,
ソナゾイド®
,
肝細胞癌
,
肝腫瘍
pp.411-419
発行日 2012年7月15日
Published Date 2012/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100601
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要旨
肝腫瘤に対しソナゾイド®造影超音波を行うことにより,vascular imageとKupffer imageの2つの画像を得ることができる.Vascular phaseでは,腫瘤の染影パターン,血管構築およびwashoutの程度の評価をすることにより,肝細胞癌とそれ以外の結節に,ある程度の正確さで鑑別可能である.さらに,Kupffer phaseにおいてソナゾイド®の取り込みの程度の評価を加味することで,より正確な良・悪性の鑑別診断が可能である.これら2つの画像所見を総合的に評価することにより肝細胞癌とそれ以外の多血性腫瘤の質的診断が可能である.
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