Japanese
English
特集 肝胆膵のIntervention―エキスパートからのメッセージ
内視鏡的アプローチ―ランデブーテクニックによる胆管ドレナージ
Bile duct drainage by the rendezvous technique
小山内 学
1
,
真口 宏介
1
,
高橋 邦幸
1
,
潟沼 朗生
1
,
深澤 光晴
1
,
栗田 亮
1
,
一箭 珠貴
1
,
金 俊文
1
Manabu OSANAI
1
,
Hiroyuki MAGUCHI
1
,
Kuniyuki TAKAHASHI
1
,
Akio KATANUMA
1
,
Mitsuharu FUKASAWA
1
,
Akira KURITA
1
,
Tamaki ICHIYA
1
,
Toshifumi KIN
1
1手稲渓仁会病院 消化器病センター
1Center for Gastroenterology,Teinekeijinkai Hospital,Sapporo
キーワード:
ランデブーテクニック
,
胆管ドレナージ
,
胆管挿管困難例
Keyword:
ランデブーテクニック
,
胆管ドレナージ
,
胆管挿管困難例
pp.199-204
発行日 2009年3月15日
Published Date 2009/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100139
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要旨
近年,胆道疾患に対する胆管ドレナージに際しては,内視鏡的アプローチが第一選択に位置づけられ急速に普及してきている.しかし,内視鏡的アプローチでは選択的胆管挿管が不可欠であるが,なかには胆管挿管困難例も存在する.ランデブーテクニックは,種々の原因により胆管深部挿管困難な例に対して経皮的ルートを利用してガイドワイヤを胆管から十二指腸内腔に誘導し,これを内視鏡で受け取り胆管内にアプローチする方法である.この方法により,確実に内視鏡的な胆管ルートを確保でき,胆道疾患の治療が行い得る有用な方法である.しかし,本法の施行に際しては,経皮経肝的処置と内視鏡的手技の両者に精通していることが必要である.
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