Japanese
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特集 画像で迫る膵・胆道疾患の内視鏡治療―安全・適切な手技を目指して
悪性胆道狭窄の内視鏡的ステント療法―メタリックステントとプラスチックステントの適応
Endoscopic Stenting for Malignant Biliary Stricture
久保田 佳嗣
1
,
高岡 亮
1
,
山本 伸
1
Yoshitsugu KUBOTA
1
,
Makoto TAKAOKA
1
,
Shin YAMAMOTO
1
1関西医科大学第三内科
1The Third Department of Internal Medicine, Kansai Medical University
キーワード:
悪性胆道狭窄
,
ステント療法
,
メタリックステント
,
プラスチックステント
,
内視鏡
Keyword:
悪性胆道狭窄
,
ステント療法
,
メタリックステント
,
プラスチックステント
,
内視鏡
pp.579-585
発行日 2002年9月15日
Published Date 2002/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900452
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内視鏡的ステント留置は低侵襲で短期間に行える.術前減黄,悪性未確診例や予後不良例にはプラスチックステントが適応される.比較的予後良好な切除不能例は,長期開存が得られるメタリックステントの良い適応である.総胆管狭窄は1本のステントで全肝がドレナージでき,技術的にも容易である.一方,肝門部胆管狭窄には肝両葉ドレナージが望まれるが,技術的に困難なことが多い.また,手技に関連した胆管炎が予後を決定することがある.アクセスが容易でドレナージ効果が期待される区域を事前に把握して優先的にnegotiationする,ドレナージされない区域に造影剤を注人しない,抗生剤を予防投与するなどの注意が必要である.
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