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特集 消化器外科領域におけるメタリックステント
大腸疾患に対するメタリックステント
全周性狭窄型大腸癌に対する術前メタリックステント挿入法(SECC)
Metallic stent endoprosthesis for obstructing colorectal cancers
炭山 嘉伸
1
,
斉田 芳久
1
Yoshinobu SUMIYAMA
1
1東邦大学医学部外科学第3講座
キーワード:
大腸癌イレウス
,
メタリックステント
,
術前処置
Keyword:
大腸癌イレウス
,
メタリックステント
,
術前処置
pp.1409-1413
発行日 1997年11月20日
Published Date 1997/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903026
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われわれは,通過障害を伴った全周狭窄型左側大腸癌に対しては,透視下および大腸内視鏡下にガイドワイヤーを挿入後,メタリックステントを挿入し内瘻化する手技SECC(stent endo-prosthesis for colorectal cancer)を開発し第一選択としている.これにより狭窄部を拡張し,腫瘍口側の減圧とともに,その後の良好な機械的前処置が可能となる.そのため安全な一期的手術を行うことができ,術後手術成績の向上が期待できる.現在までに22例にSECCを施行し,20例91%に挿入可能であった.挿入可能例の腫瘍占拠部位は直腸,S状結腸で,挿入から手術までの期間は平均5.6日であった.挿入可能例は全例良好な術前処置を行い得た.
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