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特集 消化器外科領域におけるメタリックステント
メタリックステント—エディトリアル
Metallic stents
古井 滋
1
Shigeru FURUI
1
1帝京大学医学部放射線科
キーワード:
メタリックステント
Keyword:
メタリックステント
pp.1389-1393
発行日 1997年11月20日
Published Date 1997/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903022
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本稿ではメタリックステントの歴史,種類,使用状況,市販状況などについて述べる.メタリックステントは動脈狭窄に対する血管拡張術から生まれた器具であるが,静脈,胆管,気管気管支,食道,尿道などの閉塞性病変の治療にも応用されており,これらの臓器の特徴や病変に合わせたステントも開発されている.また,メタリックステントを用いるtransjuglar intrahepatic portosys-temic shunt:TIPSは門脈圧亢進症の治療法として普及しており,メタリックステントに人工血管素材の膜を付けたステントグラフトの留置は大動脈瘤の新しい治療法として注目されている.メタリックステントの出現は様々な管腔臓器の閉塞性病変の治療に新しい扉を開いた観があるが,問題点は価格が高いことである.
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