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特集 消化器外科領域におけるメタリックステント
胆道疾患に対するメタリックステント
胆道閉塞に対する経乳頭的メタリックステント
Expandable metallic biliary endoprosthesis, endoscopic approach
高崎 元宏
1
,
高松 正宏
1
,
山本 良一
1
,
川上 雅史
1
,
堤 克嘉
1
,
辻 晃仁
1
,
森田 荘二郎
2
Motohiro TAKASAKI
1
1高知県立中央病院消化器科
2高知県立中央病院放射線科
キーワード:
Wallstent
,
経乳頭的胆道内瘻術
,
acute obstruction
Keyword:
Wallstent
,
経乳頭的胆道内瘻術
,
acute obstruction
pp.1421-1425
発行日 1997年11月20日
Published Date 1997/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903028
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手術不能悪性胆道狭窄患者の内瘻術においては,主としてプラスティックステントが用いられてきたが,最近,expandable metallic stent(EMS)を用いたexpandable metallic biliary endoprosthesis(EMBE)が急速に普及している.経乳頭的EMBEは,経皮経肝的EMBEに比して合併症が比較的少なく,入院期間の短縮が可能であることが特徴である.通常のERCPに使用する十二指腸ファイバーを用いて留置が可能である唯一のself expandable typeのEMSであるWallstentを用いた経乳頭的EMBEは,手技が比較的容易で,かつ満足できるステント開存期間が得られた.しかしながら,Wallstentを用いた経乳頭的EMBEを行う際には,acute obstructionが発生する可能性があることに留意が必要であり,とくに一期的な内瘻術を行った際には,ENBD in stentを付加することが必須である.
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