Japanese
English
特集 自己免疫性膵炎とその周辺
自己免疫性膵炎の画像診断―IDUSでみた胆管病変
The Findings of ERC and IDUS in Autoimmune Pancreatitis
長谷部 修
1
,
新倉 則和
1
,
今井 康晴
1
,
横澤 秀一
1
,
床尾 万寿雄
1
,
後藤 暁
1
,
古田 精市
1
Osamu HASEBE
1
,
Norikazu ARAKURA
1
,
Yasuharu IMAI
1
,
Syuuichi YOKOSAWA
1
,
Masuo TOKOO
1
,
Akira GOTO
1
,
Seiichi FURUTA
1
1長野市民病院内科
1Department of Internal Medicine, Nagano Municipal Hospital
キーワード:
自己免疫性膵炎
,
胆管病変
,
硬化性胆管炎
,
腔内超音波検査
Keyword:
自己免疫性膵炎
,
胆管病変
,
硬化性胆管炎
,
腔内超音波検査
pp.41-48
発行日 2002年1月15日
Published Date 2002/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900369
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自己免疫性膵炎に伴う胆管病変を胆管像および腔内超音波検査所見から検討した.対象はびまん性膵管狭細型慢性膵炎9例である.ERCでは全例に膵内胆管狭窄を認め,4例に上流胆管の異常を認めた.4例中1例は肝内外型PSC,2例は肝外胆管の多発性狭小化および壁不整像,1例は肝門部胆管狭窄であった.IDUSでは膵内胆管狭窄は9例中5例が膵実質からのしめつけ狭窄,4例が胆管壁肥厚に由来する狭窄であった.ERCにて上流胆管に異常を認めた4例ではIDUS上PSC類似の胆管壁肥厚像を認めた.またERCにて異常がみられなかった5例中4例でもIDUS上胆管壁の肥厚像を認めた.なおステロイド治療によりERC像は改善するもIDUS上の胆管壁肥厚像は残存する症例がみられた.
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