Japanese
English
特集 肝胆膵の救急画像
急性胆管炎
Diagnosis and Therapeutic Strategie for Acute Cholangitis
長谷部 修
1
,
新倉 則和
1
,
今井 康晴
1
,
海野 純
1
,
長田 敦夫
1
Osamu HASEBE
1
,
Norikazu ARAKURA
1
,
Yasuharu IMAI
1
,
Jun UMINO
1
,
Atsuo NAGATA
1
1長野市民病院消化器科
1Department of Gastroenterology,Nagano Municipal Hospital
キーワード:
急性胆管炎
,
急性閉塞性化膿性胆管炎
,
総胆管結石
,
ERCP
,
内視鏡的経鼻胆管ドレナージ
Keyword:
急性胆管炎
,
急性閉塞性化膿性胆管炎
,
総胆管結石
,
ERCP
,
内視鏡的経鼻胆管ドレナージ
pp.239-243
発行日 2004年3月15日
Published Date 2004/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100349
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要旨 急性胆管炎は総胆管結石を原因として発症することが多く,特に急性閉塞性化膿性胆管炎は早急に的確な胆道ドレナージをしないと死に至る重篤な病態である.急性胆管炎は,腹痛・発熱・黄疸などの症状と肝胆道系酵素・炎症反応の上昇により診断される.腹部US・CTは非侵襲的検査法であり,胆管閉塞機転の有無や随伴する急性胆囊炎・急性膵炎の有無を把握するのに適している.US・CTにて総胆管結石による急性閉塞性化膿性胆管炎が疑われた場合は速やかにERCPを行い,引き続き内視鏡的経鼻胆管ドレナージを施行する.急性胆管炎の診断治療に関しては,重症度を把握し最小限の検査で速やかに治療に移行することが肝要である.
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