Japanese
English
症例報告
経過中に上中部胆管に隆起性病変を認めた自己免疫性膵炎の1例
A Case of Autoimmune Pancreatitis With Protruded Lesion in Upper Bile Duct
栗原 俊夫
1
,
糸井 隆夫
1
,
中村 和人
1
,
祖父尼 淳
1
,
糸川 文英
1
,
土屋 貴愛
1
,
青木 貴哉
1
,
宮田 祐樹
1
,
森安 史典
1
,
福嶋 敬宜
2
Toshio KURIHARA
1
,
Takao ITOI
1
,
Kazuto NAKAMURA
1
,
Atsushi SOFUNI
1
,
Fumihide ITOKAWA
1
,
Takayoshi TSUCHIYA
1
,
Takaya AOKI
1
,
Yuuki MIYATA
1
,
Fuminori MORIYASU
1
,
Noriyoshi FUKUSHIMA
2
1東京医科大学消化器内科
2東京医科大学病理学教室
1Department of Gastroenterology,Tokyo Medical University
2Department of Pathology,Tokyo Medical University
キーワード:
自己免疫性膵炎
,
胆管病変
,
IgG4
Keyword:
自己免疫性膵炎
,
胆管病変
,
IgG4
pp.216-226
発行日 2006年3月15日
Published Date 2006/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100145
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 自己免疫性膵炎は2002年に診断基準が確立され現在までに多くの症例が集積されている.その結果,典型的な膵管像を呈する症例以外にも少数例ではあるが膵病変・胆管病変が病期により様々な形態をとることがわかってきた.今回われわれは約2年の経過の内に膵病変,胆管病変がともに変化し,特に胆管病変においては異時性,異所性に出現した症例を経験した.本症例では治療前後における長期経過中非常に興味深い画像所見を呈していた.
(消化器画像2006;8:216-226)
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.