Japanese
English
特集 自己免疫性膵炎とその周辺
自己免疫性膵炎の画像診断―US・CT・EUS・ERCP
Image Characteristics to the Diagnosis of Autoimmune Pancreatitis
石原 武
1
,
山口 武人
1
,
門野 源一郎
1
,
平井 太
1
,
大島 忠
1
,
坂上 信行
1
,
馬場 毅
1
,
尾高 健夫
1
,
露口 利夫
1
,
税所 宏光
1
Takeshi ISHIHARA
1
,
Taketo YAMAGUCHI
1
,
Genichiro KADONO
1
,
Futoshi HIRAI
1
,
Tadashi OOSHIMA
1
,
Nobuyuki SAKAUE
1
,
Takeshi BABA
1
,
Takeo ODAKA
1
,
Toshio TSUYUGUCHI
1
,
Hiromitsu SAISHO
1
1千葉大学大学院医学研究院腫瘍内科
1Department of Medicine and Clinical Oncology Graduate School of Medicine, Chiba University
キーワード:
自己免疫性膵炎
,
膵管狭細型慢性膵炎
,
画像診断
Keyword:
自己免疫性膵炎
,
膵管狭細型慢性膵炎
,
画像診断
pp.31-35
発行日 2002年1月15日
Published Date 2002/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900367
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自己免疫性膵炎の形態学的特徴は,びまん性膵腫大とびまん狭細型膵管像である.超音波検査では,膵は低エコーを主体とするびまん性腫大像を呈し(sausage-like appearance),Dy-namic CTで同部はdelayed enhancementされる.膵周囲にlow densityのcapsule-like rimが認められることがあり特徴的所見とされる.膵腫大や膵管狭細像は限局性の場合もあり,腫瘤形成性膵炎との異同や膵癌との鑑別が問題となる.膵癌との鑑別は各種画像診断を組み合わせることにより多くの場合可能であるが,鑑別困難な例も依然としてあり,映像下膵組織生検を含めた慎重な対応が必要である.
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