Japanese
English
特集 肝細胞癌との鑑別を要する良性腫瘤―画像と病理
虚血性偽小葉壊死
Focal Ishemic Necrosis of the Liver
北川 清秀
1
,
川森 康博
1
,
松岡 利彦
1
,
山端 輝夫
1
Kiyohide KITAGAWA
1
,
Yasuhiro KAWAMORI
1
,
Toshihiko MATSUOKA
1
,
Teruo YAMAHATA
1
1厚生連高岡病院放射線科
1Department of Radiology, Kouseiren Takaoka Hospital
キーワード:
肝硬変
,
虚血
,
偽小葉
,
凝固壊死
Keyword:
肝硬変
,
虚血
,
偽小葉
,
凝固壊死
pp.107-110
発行日 2001年1月15日
Published Date 2001/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900260
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疾患概念 Edmondsonが,1957年に進行した硬変肝における虚血性壊死を報告し虚血性偽小葉壊死と名付けた.このような病変には消化管大量出血,ショックや糖尿病性ケトアシドーシスなどの既往歴が見られる.その他,繰り返す肝塞栓術,硬変肝における局所性の循環不全や何らかの毒性作用の可能性が一因として考えられる.病理組織学的には,数個の偽小葉にまたがり特に小葉中心に起こる凝固壊死が特徴的である.
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