Japanese
English
特集 肝細胞癌との鑑別を要する良性腫瘤―画像と病理
肝海綿状血管腫―非典型例を中心に
Imgaging of Atypical Hepatic Cavernous Hemangioma
山本 奈都子
1
,
高安 賢一
1
Natsuko YAMAMOTO
1
,
Kenichi TAKAYASU
1
1国立がんセンター中央病院放射線診断部
1Department of Diagnostic Radiology, National Cancer Center Hospital
キーワード:
非典型的
,
肝血管腫
,
CT
,
MRI
Keyword:
非典型的
,
肝血管腫
,
CT
,
MRI
pp.11-15
発行日 2001年1月15日
Published Date 2001/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900241
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疾患概念 肝海綿状血管腫は日常診療で非常によく遭遇する良性腫瘍であり,典型例では,その特徴的所見から画像診断は容易である.しかし,時に種々の変性を伴うものや,増大傾向を示すもの,動脈―門脈短絡を伴うものなど,非典型的な画像所見を呈するものが存在する.血管腫自体の頻度が高いため,これらの非典型例と他の肝腫瘍との鑑別が臨床上問題となることも少なくない.肝腫瘍の診断の際には,非典型的な肝血管腫の存在も考慮に入れ,複数のモダリティの併用による総合的な評価が重要となる.
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