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特集 早期胆嚢癌―最新の画像診断と治療
序/胆嚢癌の早期診断の現状と問題点
Current Status and Problems for the Early Diagnosis of the Gallbladder Cancer
山雄 健次
1
Kenji YAMAO
1
1愛知県がんセンター内視鏡部
1Division of Endoscopy, Aichi Caner Center Hospital
キーワード:
胆嚢癌
,
早期診断
,
膵胆管合流異常
Keyword:
胆嚢癌
,
早期診断
,
膵胆管合流異常
pp.8-10
発行日 2000年1月15日
Published Date 2000/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900129
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はじめに
20年前には早期胆嚢癌の診断は夢物語と言ってよかったが,ここ十数年の間に様相が一変した.早期胆嚢癌の定義が確立され,また種々の画像診断の開発・普及によりその診断体系が一応確立したように思える.ただ残念なことに早期胆嚢癌の発見に対する情熱が少し冷めた気がしないでもない.診断困難例が安易に腹腔鏡的胆嚢摘出術の手に委ねられていないかとの疑問もある.その辺の事情を早期胆嚢癌の診断の歩みを振り返りながら,その現状と問題点について述べてみたい.
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