Japanese
English
特集 稀な肝悪性腫瘍―画像と病理
肝悪性リンパ腫
Imaging diagnosis of malignant lymphoma of the liver
廣橋 伸治
1
,
廣橋 里奈
1
,
森本 賢吾
1
,
丸上 永晃
1
,
上田 耕司
1
,
東浦 渉
1
,
武輪 恵
1
,
北野 悟
1
,
吉川 公彦
1
Shinji HIROHASHI
1
,
Rina HIROHASHI
1
,
Kengo MORIMOTO
1
,
Nagaaki MARUGAMI
1
,
Koji UEDA
1
,
Wataru HIGASHIURA
1
,
Megumi TAKEWA
1
,
Satoru KITANO
1
,
Kimihiko KICHIKAWA
1
1奈良県立医科大学放射線科
1Department of Radiology,Nara Medical University
キーワード:
肝
,
リンパ腫
,
US
,
CT
,
MRI
Keyword:
肝
,
リンパ腫
,
US
,
CT
,
MRI
pp.565-570
発行日 2003年7月15日
Published Date 2003/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100448
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要旨 稀な肝悪性腫瘍の一種である肝原発悪性リンパ腫の臨床像と画像診断を中心に続発性とも比較しながら概説した.原発性の結節型は他の肝腫瘍との鑑別が問題となるが,門脈や肝静脈が腫瘍を貫通することや内部の均一性が確定診断に役立つ.また,続発性ではびまん型が多いため,通常の肝実質のみに着目したUS,CTならびにMRIでは診断が困難なことも多いが,門脈周囲の異常濃度域や異常信号域に注目することで確定診断に近づくことが可能となる.また,肝悪性リンパ腫を疑った場合には,血清可溶性IL2レセプターの値に注意を払うべきである.
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