Japanese
English
特集 急性膵炎―画像診断と治療選択
急性膵炎の診断におけるMRIとMRCP
Conventional MR Imaging and MR Cholangiopancreatography in the Diagnosis of Acute Pancreatitis
丸上 永晃
1
,
廣橋 伸治
1
,
廣橋 里奈
1
,
塩川 優子
1
,
高橋 亜希
1
,
岡田 博司
1
,
穴井 洋
1
,
北野 悟
1
,
吉川 公彦
1
Nagaaki MARUGAMI
1
,
Shinji HIROHASHI
1
,
Rina HIROHASHI
1
,
Yuko SHIOKAWA
1
,
Aki TAKAHASHI
1
,
Hiroshi OKADA
1
,
Hiroshi ANAI
1
,
Satoru KITANO
1
,
Kimihiko KICHIKAWA
1
1奈良県立医科大学放射線科
1Department of Radiology,Nara Medical University
キーワード:
急性膵炎
,
MRI
,
MRCP
Keyword:
急性膵炎
,
MRI
,
MRCP
pp.597-603
発行日 2004年9月15日
Published Date 2004/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100281
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要旨 急性膵炎の画像診断の役割として,確定診断と重症度判定ならびに原因検索が挙げられる.確定診断と重症度判定には依然CTがfirst choiceであり,現時点ではMRIが必須であるとは言えない.しかし原因検索を目的とする場合にはMRCPはCTよりも有用なことがあり,石灰化結石の存在による胆石性膵炎を疑った場合でも積極的に施行する必要がある.また,MRIの高い組織分解能を生かした重症度判定はCTに付加情報を与える場合があり,今後の先進的診療に大きく寄与できる可能性を秘めている.
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