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特集 肝区域の新しい見方
画像からみた肝区域
肝区域解剖学の新たな展開―3D-CT画像と肝シミュレーションを用いて
Dynamic Aspect of Anatomy of the Liver With 3D-CT Imaging and Simulation Soft
三浦 行矣
1
,
市川 瑠美子
1
,
宮本 義也
2
,
青木 祐子
3
Kouhi MIURA
1
,
Rumiko ICHIKAWA
1
,
Yoshiya MIYAMOTO
2
,
Yuko AOKI
3
1兵庫医科大学放射線科
2大隈病院
3(株)日立メディコ アプリケーショングループ
1Department of Radiology,Hyogo College of Medicine
2Ookuma Hospital
3Hitachi Medical Corporation
キーワード:
3D-CT
,
肝シミュレーション
,
肝区域解剖
Keyword:
3D-CT
,
肝シミュレーション
,
肝区域解剖
pp.292-298
発行日 2006年5月15日
Published Date 2006/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100155
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要旨 MDCTの登場は画素単位をますます等方性に近づけ,より精緻な3D-CT画像をもたらしてきている.3D-CT画像を用いた肝区域解剖の研究は鋳型標本を用いた研究を過去のものにしつつある.鋳型標本では肝深部領域の脈管の分布,方向性の確認があいまいであるが,生体内での座標軸が堅持されている3D-CT画像は,任意の方向での観察,ステレオ視による立体的評価とが容易で,秀れている.さらに3D-CT画像に肝シミュレーションソフトを適用することにより,脈管枝の支配領域を設定し,容積計測,支配領域のCT表示等が可能となった.今回3D-CT画像と肝シミュレーションソフトを用い,肝区域研究の新たな展開を試みたので報告する.
消化器画像2006 ; 8 : 292-298
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