Japanese
English
特集 肝区域と画像診断update
各論
画像からみた新しい肝の解剖学的理解と臨床応用
3Dシミュレーション画像からみる肝区域
Evaluation of Hepatic Segmentation in Simulation Soft
三浦 行矣
1
,
大西 久美子
2
,
酒井 慎治
2
,
栗山 巧
2
,
青木 祐子
3
Koui MIURA
1
,
Kumiko ONISHI
2
,
Shinji SAKAI
2
,
Takumi KURIYAMA
2
,
Yuko AOKI
3
1先端医療センター 映像診療科
2先端医療センター 放射線技術科
3日立メデイコ アプリケーション部
1Department of Translation Research,Division of Image-based Medicine,Institute of Biomedical Research and Innovation
2Treatment Support Department,Division of Radiation technology,Institute of Biomedical Research and Innovation
3Application Department,Hitachi Medical Corporation
キーワード:
肝区域
,
シミュレーション
,
3D-CT画像
,
系統的区域切除術
Keyword:
肝区域
,
シミュレーション
,
3D-CT画像
,
系統的区域切除術
pp.415-424
発行日 2011年6月15日
Published Date 2011/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100424
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨
MDCTの登場でCTボリュームデータは平易,かつ簡便に取得でき,臨床の現場で多岐にわたり用いられるようになってきた.特にシミュレーションの分野での応用は目をみはるものがある.肝シミュレーションソフトを用い,MDCTで取得したボリュームデータをもとに門脈・肝静脈・腫瘍・肝実質の3D-CT画像を作製し重ね合わせ,肝virtual realityを作製する.門脈の任意の枝をクリッピングしその血流支配領域を自動抽出することで,区域診断に基づいた区域を設定することができる.肝臓外科医が術中肝表面上に表示するdemarcation lineをvirtual reality上に再現したり,区域の境界面上の肝静脈を指標に仮想離断面を作製することもできるのである.
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.