講座 肝胆膵のMRI(7)
不対電子の威力
角谷 眞澄
1
1信州大学医学部画像医学講座
pp.868-873
発行日 2005年11月15日
Published Date 2005/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100092
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●出血のMRI
・T1強調像での白やT2強調像での黒は出血の可能性
・不対電子は陽子を相手に千人力を発揮する強力な磁石
M教授 K先生,前回の出血の話はおぼえているかい?
K先生 はい,用語はすらすらとは出てきませんが,前回で示していただいた雰囲気はなんとなく…とにかく,T1強調像で白かったり,T2強調像で黒くみえるときは,出血の可能性を考える(図1).そして,それには不対電子が関与している(図2).
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