学会印象記
Alzheimer's Association International Conference on Alzheimer's Disease 2011(2011年7月16日~21日,パリ)
冨所 康志
1
,
玉岡 晃
1
1筑波大学医学医療系神経内科学
pp.99
発行日 2012年1月1日
Published Date 2012/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416101109
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本学会は,アルツハイマー病(Alzheimer's disease:AD)に関する世界最大の国際学会であり,本年より公式名称がthe Alzheimer's Association International Conference on Alzheimer's Disease(AAICAD)からthe Alzheimer's Association International Conference(AAIC)に変更された。本年のAAICは,7月16日~21日にポルテ・ド・ベルサイユコンベンションセンターにて開催された(写真)。
ADの臨床診断基準の改定案が昨年提示されたことに続いて,本年はさらに,“preclinical AD”,“MCI due to AD”,“dementia due to AD”の概念の説明がなされた。認知症発症前にADの診断が可能となったことを受けて,ADの病理学的診断基準であるNIA-Regan Neuropathologic Criteriaの改訂に関する論議が行われた。
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