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あとがき
石塚 典生
pp.1302
発行日 2011年11月1日
Published Date 2011/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416101070
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本特集では主に,筋ジストロフィーと筋炎を取り上げた。神経筋疾患には遺伝子異常を原因とするものが多いが,異常遺伝子の働き方から症状発現に至るカスケードの各段階でのメカニズムが近年徐々に解明され,カスケードの途中を制御することによって症状を抑える治療法が数多く出現してきた。また免疫異常に起因する筋炎の多くには,免疫制御の薬剤の使用により有効な治療法が進められている。本特集では,その最先端の研究が紹介されている。なお神経筋疾患をはじめ多くの神経系の難病には,いまだ原因を掴めないものも多く,研究の余地が多く残されている疾患が多いが,各病態機序の解明が進めば,その制御により多様な治療法が開発されるものと期待される。
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