書評
「マーティン神経解剖学-テキストとアトラス」―野村嶬,金子武嗣●監訳
中野 勝磨
1,2
1三重大学
2鈴鹿医療科学大学
pp.880
発行日 2007年8月1日
Published Date 2007/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416100120
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監訳者の野村・金子両教授がまえがきで述べているように,最近の学生は簡便なテキストを好み,記述の多い書物は敬遠しがちである。断片的な知識で満足することなく,知的好奇心を高めるためにも,また脳画像を読み解く力を養うためにも,医学・歯学だけでなくコメディカルの学生・スタッフの必読書として,分子神経科学,臨床神経学の所見も含み内容の充実した本書を推薦したい。
本書は,Ⅰ.中枢神経系の基本概念,Ⅱ.感覚系,Ⅲ.運動系,Ⅳ.統合系,Ⅴ.アトラスの5つの大項目に分けられ,読者の理解のために工夫がなされている。
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