特集 わが病院のめざすもの—新・改築時の理念と実際
野村病院—85床
野村 敏彰
1
Toshiaki NOMURA
1
1野村病院
pp.1048-1049
発行日 1988年12月1日
Published Date 1988/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209445
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本院のめざすもの
基本構想—医学的リハビリテーションの充実
本院の基本計画は,高齢化社会における地域医療(プライマリ・ケア)のニーズに応えるため,一般病院に医学的リハビリテーション部門を包括させた点が特徴的である.宮崎県では,脳血管障害をはじめとする肢体不自由者のための医療施設の対応はかなり遅れており,本院は近い将来,地域の基幹病院としての機能を持つべき施設となると思われる.
現在,病床数85床であるが,1床当たりの占有床面積は68.60m2で,50m2/床前後の病院が一般的である中で,ゆとりある空間を持つ病院と言えよう.このうち,リハビリ部門は全体の20%を占めており,医学的リハビリに対するニーズに十分応えられるよう計画がなされている.
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