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特集 糖尿病治療薬アップデート―最近の進歩を知る
Ⅲインクレチン関連薬
―どこまでインクレチン治療を継続できるか―臨床の面から―インクレチン治療の継続性
Long-term efficacy of incretin-related treatment
阿部 妹子
1
,
山田 祐一郎
1
1秋田大学大学院医学系研究科 内分泌・代謝・老年内科学
キーワード:
①DPP-4阻害薬
,
②GLP-1受容体作動薬
,
③インクレチン
,
④長期有効性
Keyword:
①DPP-4阻害薬
,
②GLP-1受容体作動薬
,
③インクレチン
,
④長期有効性
pp.51-56
発行日 2013年1月15日
Published Date 2013/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101439
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治験データから
◆DPP-4阻害薬
シタグリプチン(ジャヌビア®,グラクティブ®)
食事・運動療法により十分な血糖コントロールが得られない日本人2型糖尿病患者117名に対してシタグリプチン50~100 mgを1日1回単独経口投与させた結果,52週にわたりHbA1c低下作用を認めている1)(図1).また,ボグリボース,ピオグリタゾン,メトホルミン,グリメピリド,インスリン製剤(混合型,中間型,持効型のいずれか単剤)との併用試験においても,各々で52週間にわたるHbA1c低下作用を認めた2).
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