特集 Brush Up! CDE 症例から考える糖尿病療養指導
Ⅲ運動療法
運動療法の実際
栗林 伸一
1
1三咲内科クリニック
キーワード:
①運動理論
,
②変化ステージ
,
③メディカルチェック
,
④運動処方
Keyword:
①運動理論
,
②変化ステージ
,
③メディカルチェック
,
④運動処方
pp.205-208
発行日 2012年3月31日
Published Date 2012/3/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101332
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症例 55歳 肥満 独身男性
37歳で糖尿病と診断され,39歳時に教育入院歴あり.当院転院後,栄養相談を実施するも血糖コントロール不良のため48歳よりインスリン強化療法となる.いったん血糖が改善したが,その後はインスリンを増量しても血糖はコントロールされず,肥満はますます助長.種々の働きかけにもかかわらず,HbA1c(JDS値)は8~9%前後が続いた.超速効型インスリン:28-22-28-0U,持効型:0-0-0-32U,経口糖尿病薬,高脂血症薬,降圧薬で加療している.
身長161.0cm,体重93.7kg,血圧132/70mmHg,HbA1c(JDS値)9.2%,随時血糖248mg/dL,尿ケトン(-),尿蛋白(±),肝腎機能正常,LDL・TG高値,アキレス腱反射減弱,単純網膜症,尿中アルブミン146mg/gCr,心電図・胸部X線写真に異常はないが頸動脈プラークあり.
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