今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療
治療の進歩
運動療法の処方と実際
栗原 直嗣
1
1大阪市立大学医学部第1内科
pp.2173-2175
発行日 1993年11月10日
Published Date 1993/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902496
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●運動能力をたかめることは,日常生活活動の質を上げるうえから大切である.
●運動療法には呼吸訓練,リラクセーション訓練,日常活動訓練,体力増強訓練などが含まれる.
●呼吸困難の強い患者には運動と休息を繰り返すインターバル訓練が適している.Hugh JonesIII度までの患者では持久力訓練を最大負荷量の8割程度の強さで行う.
●運動能力を,歩行距離などを含めて客観的に評価することは大切であり,運動時の低酸素血症や心拍数の変化,呼吸困難の強さなどを観察する.
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