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Brush Up!CDE●糖尿病療養指導士講座 第3回
自験例の書き方(症例)から学ぶ糖尿病療養指導―管理栄養士編
Brush Up!CDE
室田 享子
1
,
竹田 夏代子
2
,
佐々木 美香
2
,
赤澤 知美
3
1釧路協立病院 食養科
2釧路労災病院 栄養管理室
3釧路赤十字病院 栄養課
pp.350-353
発行日 2010年5月15日
Published Date 2010/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101068
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□糖尿病療養指導士としての管理栄養士の役割
糖尿病食事療法の目的は,①糖尿病患者に健常者同様の日常生活を営むのに必要な栄養素を摂取させること,②糖尿病の代謝異常を是正し,血糖,血中脂質,血圧などを良好に維持するのに役立たせることです.
この目的を達成するための食事の基本は,①適切なエネルギー量の食事,②偏りのない食事,③規則的な食事習慣の実践にあります.糖尿病療養指導士の管理栄養士は,可能な療養指導項目が医師の次に多く,とくに具体的な食品交換,食事計画,献立の実際は,栄養士のみにできる役割となっています.しかし,患者にとって食事療法の重要性を理解できても,長年の食習慣を変えることは非常に難しいといえ,画一的な指導方法では,患者一人ひとりの行動変化にまでつなげることは困難です.
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