Japanese
English
臨床
腹壁披裂について—2自験例を中心として
Two cases of the palate of abdominal wall
木村 好秀
1
Yoshihide Kimura
1
1市立岡谷病院
pp.375-380
発行日 1966年5月10日
Published Date 1966/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203480
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
最近ほど,奇形の問題が世界的事件として取扱われたことは過去にあるまい。それは,海豹状肢症の発生がサリドマイドによることが明らかにされ,世の母親や妊婦を恐怖のどん底に陥し入れたからである。
従来,先天性奇形については,薬剤,放射線,遺伝関係などが種々検討されているが,その発生機序については大部分のものがなお不明であるといつてもよく,今後の研究課題として残されている。
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.